ボランティアだってパラレルキャリア

はじめに

人の命は地球より重い

という言葉で一世を風靡した尾畠春夫さん(79)

その功績があって昨年度「2018ユーキャン新語・流行語大賞」においてスーパーボランティアという言葉がノミネートされました。

また、2020年の東京オリンピックでは11万人以上のボランティアが要請され、その募集要項で、ボランティアは「大会の顔」とまで形容されています。

全国的に取り上げられ、今なお協力が必要とされているボランティアですが

実は、ボランティアもキャリアの1つとして数えることができるんです。

今回はボランティアを通して形成されるパラレルキャリアと、ボランティア活動が実生活にどんな影響をあたえてくれるのかについてご紹介していきます。

パラレルキャリアのもう一つの可能性 ボランティア

本来、ボランティアという言葉には無償という意味はなく有志という意味があります。

すなわち、有償ボランティアも存在するんです。

しかし、日本ではまだまだ無償でのボランティアを意味する場合がほとんどです。

はたして、無償でもなおボランティアに参加する意味はあるのでしょうか。

パラレルキャリアとしてのボランティアなど存在するのでしょうか。

稼いでいなくてもキャリアって言っていいの?

結論から言うと、無償のボランティアに参加した経験もキャリアと呼ぶことができます。

そもそもキャリアという言葉は本来、稼ぐための仕事だけに使う言葉ではありません。

厚生労働省の定める、「キャリア」とは「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」と定義され、働くことに関わるあらゆる行いをキャリアと認定しています。

そのようなわけで、

・人や社会とのつながりの再構築

・社会の一員としての責任感

・企画運営する力、統率力

などこれらを養い実生活や本業に繋ぐことができるであろうボランティアも

立派なキャリアの1つとして認められているわけですね。

また、前述の、本業にリンクするという点がボランティアをパラレルキャリアに含む要因となっています。

ボランティアを継続するメリット

ボランティアを継続的に行う習慣のある方にはたくさんの得られるものがあります。

特に日本では無償ボランティアが多いので、それこそお金以上の価値を感じて、ボランティアに参加する方もいらっしゃるほどですね。

ボランティアを継続するメリットはどんなものがあるのでしょうか。

1.あらゆる面での自身の成長が見られる。

ボランティアにはさまざまな種類が存在します。また、統率力、企画力、タスクを簡略化できる思考法など

求められるスキルや、立場もそのときどきで変化します。

したがって継続的に色々なボランティアに参加することは成長する機会にとって重要であると言えるでしょう。

2.自分の知らない自分に出会う機会となり、自己分析ができる。

ボランティアはいうまでもなく、大変です。

無償でなおかつ、長時間の肉体労働や精神的に疲弊する内容のボランティアも多々あります。

その時、「なぜ自分は今この仕事をしているのだろう」と時間をかけて内省する機会が増えます。

特に学生にとっては、とてもわかりやすい「学生時代に頑張った経験」として自分を見つめ直すことができるでしょう。

3.人とのつながりを改めて感じることができる。

普段、学校や職場では出会うはずのない人同士が心を共にして、働いているのがボランティアです。

様々な人に触れ、さまざまな情報を交換する機会が生まれやすくなります。

東北大震災でのボランティアでは九州からはるばる参加した人もいるそうです。

同じ志を持った人間が一同に会すことなんてめったにありませんよね。

 

そのほかにも、自分の職場に通うだけでは得られない経験に出会えるかもしれません。

初心者にオススメのボランティア一覧

ここまで、パラレルキャリアとしてボランティアを行う意味やボランティアを継続するメリットなどについてご紹介してきました。

この記事を見てくれている方の中にもボランティアに参加してみようかなという気持ちになってくれた方がいるかもしれません。

そこで、お一人からでも気軽に参加できる初心者向けボランティアをいくつか紹介していきます。

初心者向け

道路や公園清掃・海浜美化活動・植樹・障がい者支援、交流・高齢者の話し相手・交通安全運動・町おこし、村おこしイベント運営・復興支援・生活保護者支援など・・・

専門職向け

通訳・海外への技術援助・医療相談・介護・スポーツ教室・パソコン教室・美術教室など・・

 

紹介サイトなどで、ぜひこれらのボランティアを探してみてくださいね。

意外とあなたが住んでいる地域の周辺で募集しているかもしれませんよ。

まとめ

今回の記事ではボランティアを通じて得られるキャリア

そしてそのメリットについてご紹介しました。

ボランティアを通してお金などの形ある資産は残らないかもしれません。

しかし全ての資産を手放したのちに残るもの

自身の成長や、自己分析する時間、人との繋がりなどが本当の資産であると言うことができるかもしれません。

そういった意味では無償のボランティアで得られるものこそがドラッカーの意図した第2の人生(パラレルキャリア)の意味に近いのかもしれませんね。

今も、社会にはあなたの力を必要としている人がどこかにいるということで

この週末にはボランティアで一汗かいてみるのはいかがでしょうか。

以下、スーパーボランティア尾畠さんのボランティアをする際に意識した座右の銘になります。

刻石流水:かけた情けは水に流せ 恩は石に刻め

 

次回は留学経験者や海外在住者必見の内容です。

海外経験を生かした国際色高めのパラレルキャリアについて特集したいと思います。