看護師や保育士など専門的な職種の方こそパラレルキャリアがむいている。

看護師や助産師、教師や保育士といったような専門的な仕事は、社会にとって必要不可欠です。実際働いている方も”社会的な使命”を自分の中に持ち、意識高く仕事に取り組まれている方が多いと思います。また仕事の特性から、世の中に必要とされる場面が多く、企業で勤めている方以上に”一人の人材”に対して、社会からの期待が大きくなります。社会の使命を背負い、日々の業務をこなされている姿には敬服の限りです。

しかし、実際そのような専門職の方々に仕事についてお話を伺ってみると、ある意外な悩みを抱えている方が多いことを知りました。

それは「自分が知っている世界が凄く小さな世界だと感じている。」ということです。

専門的でやるべきことが決まっているからこその悩みですが、それまで一つのことを追求してきた自分のキャリアに対して、

  • このままでいいのか?
  • もっと自分に向いている職があるのではないか?

と考えている方が一定層いるということに気付きました。特に、若くて好奇心旺盛、かつある程度仕事を覚えた25歳〜30歳ぐらいの年齢の方に悩んでいる人が多いと感じています。

このような悩みをもった方にこそ、”パラレルキャリア”という選択肢を知ってほしいです。

この記事では、看護師や助産師や教師や公務員(そのような職種の方を総称して「専門職」とお呼びします。)などで専門的な仕事に勤める方たちに、何故パラレルキャリアが向いているかを述べていきたいと思います。

理由その1 世間と繋がり、社会を知る機会が増えること。

パラレルキャリアは自分の本業を持ちながら、様々なことに挑戦できる生き方だからです。

実際に、公務員でありながら、町おこしや地域おこしに参加する方もおられますし、助産師をやりながら自分のコミュニティを持ち、運営されている方もおられます。

そのような方達は、パラレルキャリアとして過ごす時間で知り合った、本業以外の人との”出会い”や”体験”を仕事に活かしたり、職場だけでは知り得ない新たな知識に出会ったことで仕事の幅が広がったり、様々な場面で活用されています。

そうやって自分から積極的に社会に出ていくことが、今まで見えなかったこと、知らなかったことを知る機会となり、新たな刺激に出会える場となっています。

 

理由その2 金銭的な価値にとらわれず、活動できること

本業以外で何か活動するとなると「副業」を思い浮かべるかたも多いと思います。会社に内緒でアルバイトなどを行うと、副業に該当しますが、パラレルキャリアは金銭的な価値を求めた活動では無いと考えています。

もちろん、パラレルキャリアでの活動が本業に支障を来たせば問題視される可能性もありますが、それ以上に活動したことによって得られる経験によって本人が成長することの方が組織にとってのメリットも大きくなります。会議室で受ける研修よりも、自分の身体で経験する体験の方が、はるかに多くの学びを得ることができます。

非営利での活動であれば本業をもちながらも十分に活動することが可能です。

 

理由その3 ”社会的な使命”によって働ける楽しさを再認識できる。

専門性が高くなればなるほど、同じ作業を繰り替えし行う業務が多くなります。日々、繰り返していると、慣れてきて、どうしても飽きてしまうのが人間です。仕事をやり始めた当初は毎日覚えることだらけで、忙しいながらも新鮮な気持ちで臨むことができていたことが、3年5年経つにつれて新しいことに触れる機会が少なくなります。そうすると毎日の仕事から感じる刺激も少なくなっていきます。そういう状態になると、自分が仕事をしていることへの使命も薄れていき、どうしてもモチベーションが下がってしまいます。

そのような時こそ、パラレルキャリアで”もう一つの世界”を持っていることが重要になってきます。もう一つの世界は、自分で何かを見つけて行動していかなければならない世界です。自分が知っていることの方が少なく、日々新しい情報と出会います。時には自分の無力さを感じることもあったり、もっと学びたい!と思えるものとの出会いもあります。刺激的ですが、現実的な世界です。

パラレルキャリアで活動していると、社会の仕組みを知り、人の生き方を知り、様々な働き方を知ることができます。

専門職の方の仕事はほとんどが”社会的な使命”を果たすための仕事であり、目先の利益を求めている訳ではありません。

多くの世界を知ることこそが、社会的な使命を背負う仕事が出来ていることの大切さを感じる機会となり、今の仕事へのモチベーションの向上へに繋がることになるからです。単なる趣味を超えた、パラレルキャリア。生活の軸が本業で確立されている方だからこそ、刺激のある社会に足を踏み入れてみることが必要ではないでしょうか。

 

理由その4 専門職こそ、社会が必要としている。

これは、公務員の方には当てはまらないかもしれませんが、専門的な知識を持った方の意見や知識は、様々な場面で必要とされています。

助産師の方であれば、これから出産を考えている方や、出産を終えたお母さんなど、ふとした疑問へのアドバイスを求めていたりします。

看護師の方なら、例えばちょっとした病気の相談や、どんな病院を受診すれば良いかなどに答えることもできます。

そういう方達がパラレルキャリアとして、自分の持っている知識を活かしていくことも一つの社会貢献です。普段働いている環境以外でも、その知識を求めている人はたくさんいます。だからこそ、パラレルキャリアで社会と繋がることが必要だと考えています。

 

まとめ

このような理由から、専門職の方こそパラレルキャリアが向いていると述べました。

これは、私自身の体験と経験をもとにしています。私は6年間公務員として働いていました。

当時の私は世の中への疑問や自分の世界感の小ささを感じ「辞める」という選択をしました。だけどもし、パラレルキャリアという考え方を知っていれば違った答えを出していたかもしれません。もし、今の仕事を辞めようかと悩んでいたり、転職を考えている方の何かのヒントになれば幸いです。

パラレルキャリアで人生の選択肢を増やすこと。これも人生を豊かにするための一つの答えかもしれません。