「会議室サーフィン」を実現した趣味起業家の話す「好き」を「仕事」にするために必要な3つのこと

今回紹介するパラレルキャリアな人は河村操さん(かわむら みさお)51歳。

22年間製薬会社でセールスマンとして企業に勤めながら趣味で始めたサーフィンで起業。

起業後は「会議室で行うサーフィン」として話題となり、TVや雑誌でも取り上げられるように。

現在は、サーフィン・英会話・ゴルフ・婚活・セールス・薪割りなど「自分の好きなこと」を事業にし、ブログやメルマガで配信しながら、そのノウハウを活かして経営コンサルタントとしても活躍されています。

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好きなことを仕事にしたい!と思う方は多いはず。

それと同じくらい、どうして良いかわからない。何から始めたらいいかわからない。という方も多いのではないでしょうか。

reer〜パラレルキャリアトークライブ〜では、河村さんに「趣味で起業すること」を中心にお話して頂きました。

トークライブの内容をまとめましたの、パラレルキャリアで好きなことを仕事にしたい!と考えられている方、次の1歩の参考になれば幸いです。

会議室でサーフィン!メディアや雑誌にも取り上げられている河村操とは?

−−今回、進行を行います花山です、よろしくお願いします。

河村:よろしく。

 

−−まず、河村さんの経歴を教えていただけますか?

河村:製薬メーカーで22年間、販売(セールス)の仕事をしてて6年前に会社を退職し起業しました。

28歳のときに初めたサーフィンにはまって「どうしたら上手くなるか」研究してブログで発信してたことが今思い返すとパラレルキャリアの始まりやね。

サーフィンって上達本やDVDはいっぱい出てるんやけど、理論で解説しているものってほとんどなくて、読んでも全然上手くなれへんかってんな。それやったら自分で研究しようと決めて、上手い人を見たり、比べたりしながら自分なりの方法を考えて実践してん。

研究してると、世間で常識と言われている「前足に乗る」ってことが間違いじゃないかと気付いたんよ。実は大事なのは「後ろ足」で上手い人は皆んな後ろ足に乗ってるいるなと。

自分の理論を実践してるとレベルがドンドン上がってきて一緒に行ってた仲間から「教えてくれ」と頼まれるようになってきてん。「これは、もしかしたら自分と同じように困っている人がいるんじゃないか」と思うようになって、僕のノウハウと理論をブログとメルマガで週に1回定期的に配信するようにした(5月4日現在で419号)。

配信を続けてたら読者の方から「直接教えてほしい!」と依頼がくることも増えてきたんよね。それやったら、教えて欲しい人を集めて「会議室」でサーフィンスクールでもしたら面白いんじゃないかと思って「会議室でサーフィンやろうと思います」と告知してみた。

初回の開催を告知したらすぐ20人ぐらい集まって「これはいける!」と思ったことが起業を決めたきっかけかな。

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−−なるほど。そこから実際に起業するまでの歩みを教えてもらえますか?

河村:ブログとメルマガで情報を配信してたら、どんどん読者が増えてきたんよ。多いときで月間12万PVぐらいまで行ったかな。これは、もしかしたら「自分の好きなこと」を研究して自分の表現でわかりやすく発信すれば、その情報を欲しがってる人はいるんじゃないか?と思ったんよね。

例えば英会話とか。

世の中に山ほどノウハウ本やスクールがあるのに、実際話せている人って全然おらんやん?

それはなんでや?と疑問を持って、どうしたら話せるようになるか?を研究して自分なりのノウハウをブログとメルマガで発信してみたら、やっぱり「教えてくれ」って頼まれてんな。

そこで「これは仕事にできる」と思って、自分の好きなことを研究して発信していく【河村総合研究所】を屋号にして起業したよ。

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出典:河村総合研究所

趣味で起業するためには【情報配信】して【マーケット】に聞き【小さな失敗】を繰り返す。この3つが重要

−−ありがとうございます。ではここからは、具体的に「趣味で起業するために」というテーマでお話しして頂きたいのですが、河村さんが起業のためにやってきたことについてお話ししていただけますか?

河村:今もいくつか事業をしてるんやけど、全てに共通するのは【情報配信】やね。自分が何者で何をしているのか?発信しないと何も始まらんねんな。

今はSNSでもブログでも無料で情報発信できるものがたくさんあるし、動画でも文章でも写真でも何でもいいからまず発信することが大事やね。

情報配信すれば【マーケットに聞く】ことができるねん。発信したことに対して何かしら反応が返ってくるし、そこでニーズがありそうか無さそうか見ることができる。

あとは、それを繰り返して自分のできることや好きなことで何ができそうか探っていく。そうやって【小さな失敗】を繰り返して事業を作ってきたよ。

やってみてダメやったらすぐ手を引けば良いし、やってみてわかることもたくさんある。失敗をたくさん繰り返すとそのうち上手くいく方法は見つかるんちゃうかな。

僕も上手くいった1つのビジネスモデルをテーマ変えて色々展開してるだけやから。

 

−−好きなことを仕事にしたい人は多いと思います。だけど実際は、ほとんどの人ができていない。それはなぜだと思いますか?

河村:本当に好きかどうかを問うことから始めてみたらどうやろ?

というのも、好きなことじゃないと続かないし、続かないことを仕事にするのは難しいから。

パラレルキャリアなら尚更ね。

仕事にしようと思って続けることよりも、好きで好きで続いているから仕事になる。その心構えが大事とちゃうかな。

 

最近あった僕の例で言うと、インスタのできごと。

河村操のインスタを見た人に「サーフィンしてる人」って世界観を伝えたくて、自分で描いた絵を投稿してるんやけど、ある時突然、海外の人から「売って欲しい」って連絡がきたんよ。

好きで描いてただけやったし、売れる何て全く思ってなかってんな。

 

実際に販売されたのはこちら

Air over downtown #art #surf #painting #surfing #surftrip #illustration

MISAOさん(@misao_k)が投稿した写真 –

 

好きなことを仕事にしたい気持ちは皆んな同じやと思うねん。だけど、それを仕事にしようと思うと、どうしても難しくなる。もちろん仕事にならないものもあるし、上手くいかんこともいっぱいあるで。

メルマガやブログでも、初めから仕事にしよ!と狙って書いた文章は読者ってすぐ感じるし離れてしまうねんな。

売りたくなる気持ちを抑えて、ただひたすら良いことを続ける。自分の手間と時間を凄いかけるけど、それで収入が入るかどうかはわからんし、保証されてない。

それでも続けられるのって「誰かの役に立つことをしたい!」って気持ちやし、そこには「愛」しかない訳よ。笑

それは好きやから続けられるし、本業の収入があるからこそできることやと思うねんな。

 

何が言いたいかと言うと、僕のインスタの例みたいに「何が収入になるか」「何が仕事になるか」って本当にわからんのよ。

だからこそ、まずは好きなことを「情報配信」してみる。それを続けてみる。続けながら「本当に仕事にしたいか?」考えることが大事やと思います。

 

−−仕事として継続させるために取り組んできたことを教えてもらえますか?

河村さん:僕の場合はSNSのアクセスやメルマガは全部ブログにたどり着くようにしてる。そもそも、これだけ情報の飛び交う世の中で誰が何をしているか、どんな人かなんて誰も興味ないねん。

そんな社会で何か売り続けるのって実際かなり難しい。自分が何者でどんなことをどんな想いでやっているのか、ストーリーに共感してもらわないとすぐ忘れられてしまうねん。

そのストーリーを伝えるためにブログメルマガをやってるねんな。

僕の理論を待っている読者の期待に応えれるように日々情報収集を行って、常にネタを探して、読んでくれている人に「喜んでもらうこと」だけを心がけてる。そうやって日々ちゃんと情報を届けてると、会ったこと無い人でもファンになってくれたりするねん。

たくさん書いてるブログにそれぞれにファンがついて、河村操を好きになってくれる。

そんな関係が築けると凄くやりやすくなるよ。

だから「趣味で起業したいです!」と相談にくる人には【ブログを書きなさい】【ブログで自分のことを発信しなさい】と伝えるようにしてるよ。

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好きなことが仕事になる。それは正直、笑いが止まらないぐらい楽しい。そのためにパラレルキャリアって一番良い方法だと思う。

−−サラリーマン時代はブロガーとして。今は複数の事業を運営されていて、まさに河村さんはパラレルキャリアな方だなと思います。パラレルキャリアを実践していて実際にどうですか?

河村:めっちゃ楽しいよ。笑いが止まらないぐらい楽しい。好きなことを毎日しているからね。そもそも「しんどい」と感じることをパラレルキャリアでやるのがおかしいよね。やりたいことをやるためのパラレルキャリアなのに、楽しくないことをやるのは矛盾しているなと。

それに自分のやりたいことって1回で定まるものじゃないし、違うと思ったら辞めたらいいから。「楽しい」と感じられることを続けていくのが大切やんね。

 

−−なるほど。では、パラレルキャリアの良いところ・難しいところってどんな点でしょうか?

河村:良いところは、本業とはまた違った世界が見れるから視野が広がる。難しいところは、やっぱり時間的な制限がどうしてもあることかな。

 

−−時間ですね。多くの方が悩まれているところです。時間を生み出すために工夫されていることは何かありますか?

河村:サラリーマンの時は1日1時間ブログを書く時間にするって決めてたから、それを毎日繰り返してたよ。あとは、普段の生活から常にネタを探す姿勢でいることも時間を上手く使うためには必要かな。

 

−−今、会場に来られている方でもパラレルキャリアを実践されている方、これからしたい方がほとんどだと思います。まず、何から取り組むべきでしょうか?

河村:楽しくて、好きなことをやるのが大事やと思います。

情報発信も続けないと意味がないので、まずは、好きで楽しみながらで続けれるようなことに取り組むのがいいんちゃうかと。

楽しくて、得意で、マーケットがあるのは最高ですが、それは、そう無いのでまずは楽しめることが最優先かな。

あとは情報配信。これをしなければ何も始まらない。継続するのはしんどいけど、続けれることから始めてみてください。

もし途中で違うと思ったら辞めていいです。それでも続けていたことによって、確実にスキルは身についてるから無駄じゃありません。

 

−−最後に河村さんからアドバイスをいただけますか?

河村:発信力伝達力は是非身につけてほしい。

具体的になにかと言うと、書くことと話すこと。

何してるん?と聞かれたときに、パッと答えられるようなものだと良いよね。

僕の場合だと「会議室でサーフィン教えています」と答えてます。

会議室でサーフィンする人はおらんから、「何それ?」とインパクトが強くなるし、口コミがおこりやすくなる。すると相手の印象に残って、色んな仕事につながるようになる。

あと、是非ブログは書いてほしいな。

僕もブログがきっかけでテレビや雑誌の取材がきたし、そのおかげで広告費0円でかなり知ってもらうことができた。本当に続けてると何がおこるかわからんへんから。

ファンが増えてくるとそれに比例してアンチも増えてくるから、それに負けないメンタル力も必要になると思う。

一番のアンチ対策は「そういうもの」と割り切って気にしないことやね。

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質疑応答

−−ありがとうございます。会場の方から何か質問はありますか?

Q 文章を書く時に意識していることはどのようなことでしょうか?

河村:上手くなるためには、とにかくまずは書くこと。僕は毎日8000字ぐらいの文字を書いていて、そのぐらい書くと自然と上手くなってます。

あとは文章の構造を知っておくことも大事かな。

文章って説明描写会話でできている。

説明ばかりだと硬いイメージになるし、そこに描写を加えて情景を与えたり、会話を入れて動きを出したり意識してるんやけど、3つのバランスを考えてストーリーを作ることが読まれる文書のポイントだと思う。

特に僕のブログの読者はストーリーじゃないと読んでくれないんで。

 

Q ネタはどうやって探していましたか?

河村:何気ない日常からやね。書くのとネタ探しと同時にやらなあかんから毎日の生活の中から拾うように常にアンテナは張ってる。

「これはどうやったらサーフィンの動きに取り入れられるやろ?」って常に考えてふとしたものからイメージを膨らますようにしてるよ。そのおかげで、田んぼにある井戸のポンプの動きとか、公園にあるシーソーのバランスとか、中華料理屋でコックがフライパンを振る手つきとかからサーフィンの理論を見つけられるようになったわ。笑

その場で閃いたことを忘れないためにも常に手帳を持ち歩いていて、思いついたらすぐ記録(メモ)をとるようにしてる。

若い人ならスマホのメモとかでもいいんちゃうかな?

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まとめ

河村さんのお話には、パラレルキャリアで活動する人にとってヒントとなる話がたくさんありました。

自分の勝ちパターンを作ってそれを展開することで、複数の事業を運営されている河村さん。

自分のやりたいことを見つけて情報を配信し、マーケットの反応を見る。小さな失敗を繰り返して、いけそうなものを見つける。

そして、ブログやメルマガを使い読者の方とコミュニケーションを取りながら関係を築いていく。

全て真似することは難しくても、何をして良いか迷っている方は是非参考にしてみてください。