「からだに優しくしてあげたい」私がパラレルキャリアを実践する理由|研究職×料理教室 疋田由美子さん

本業で研究職として働きながら、パラレルキャリアとして、お料理教室の講師をされている疋田由美子(ひきだゆみこ)さん

彼女がパラレルキャリアとして活動する理由は「自分の選択肢を広げたい」ということでした。今年で社会人8年目となる疋田さん。何を感じ、何を考えパラレルキャリアという生き方を選ばれたのでしょうか。2月27日にも、料理教室を開催されたことをきっかけに、自身のパラレルキャリアとしての活動やきっかけをお話ししていただきました。

流されることに慣れてしまっていた学生時代

初めまして。疋田由美子です。医薬関係のメーカーで研究開発の仕事をしながらインナービューティーダイエットアドバイザー/フードスペシャリストとしてお料理教室を開講、またDOLCIというUPで出会った3人でワークショップをしています。

インナービューティーダイエットアドバイザー/フードスペシャリスト

インナービューティーダイエットアドバイザー(IBDA)

インナービューティーダイエットとは「幸福感に満ちた美しい自分自身になるために、体の内側(腸・心)から整える継続可能な食事方法」です。

IBDAとは、一般社団法人日本インナービューティーダイエット協会認定

ダイエット×料理×栄養学×腸トリートメントを網羅した考え方にて構築された認定資格。

心と身体を見つめダイエットに活かすためのアドバイスを行う。

フードスペシャリストとは、腸を整える植物性の美容食にて心と身体を癒すヘルシー料理を作り、そこに「おもてなし」の要素を組み込んだ認定資格。

コンセプトは「宝石のようなビジューレシピ」。

まずは先月末のお料理教室のご報告とお礼を申し上げます。

私のお料理教室は、「からだを想う食事」という概念のもと開催しています。私自身、とても楽しく開講することができ、参加された皆様からも「出汁をしっかり摂ったお味噌汁の味がいつもと全然違う」とご意見頂けました。ありがとうございました。

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私は高校から理系の道に進み、化学系の大学に進学し今の職業に至ります。

当時、通っていた高校は「大学進学するのが当たり前、それも国公立を目指すのが当たり前」という環境で、私も周りにただ流されるように自分の将来を選択してきました。高校進学も大学進学も人から勧められたところ。就職も「化学系の大学行ったんだから仕事は研究開発できるところ」という周りの雰囲気に流されて選択していました。その時の私は流されているという感覚すらなくて、自分のやりたいことを見つけて行動している人を見ても「すごいなぁ」と他人事に思う程度で、自分に関係のあることだと思っていませんでした。

よく世間で就職して3年ぐらいたつと、もやもやし始めたり転職を考えるタイミングが来ると聞きます。私も社会人3年目の時に、それまで自分の進路や職場を「ただ周りに流されて」決めていたことに違和感を感じだしました。でも、それって働いていたら当たり前なことだと自分の中で解釈して、違和感に蓋をしていました。今振り返ると、当時の私は、流されたままその場所に居続けることを辞める勇気も自信もなくて、楽な方に流されていたんだと思います。

働き出して3年たった頃、UPと出会いました。そこでたくさんの人と出会い、十人十色の価値観に触れ、初めて「今までとても狭い世界で生きてきたと」気付きました。これまでの人生で経験のない、コワーキングスペースの企画運営・イベント運営や受付・企画・ワークショップの講師・上賀茂神社でのスタッフ等…とにかくたくさんの経験をさせて頂きました。たくさんありすぎて挙げきれませんが、自分で選んでしまうとどうしても偏った選択しかできませんが、そうでないところから意外な発見があったり、とにかく経験値が増えセルフイメージが広がったことは間違いありません。

新しい選択

UPでの活動を通じて、様々な事業やイベントを「自分たちで創る」という経験をしたことは、私にとって非常に価値のある経験でした。怠け心に負けてしまって何も進まなかったり、何もできなくて失敗したり、自分で創ることが、いかに難しいか実感しました。会社に勤めている時に、仕事を与えられることがとてもありがたいことだと気付きました。失敗もありましたが、自分たちで創るこの経験こそが、自分のベースを創る力となっています。

UPと出会ってしばらくしてから、それまで勤めていた会社を転職することを決めました

職場を離れることを本気で考えた時、人に迷惑がかかる。お世話になった上司に申し訳ない。誰かの負担が増える。

そんな考えで頭がいっぱいになりました。

実際辞表を出すまではたくさん悩みましたが、「でもそんな風に考えていたら結局何もできなくなってしまう、これは私の人生なんだ!」と決意し大阪に出ることを決めました。それまで、周りに流されていた人生を変えて、自分で「決めた」瞬間でした。

  • 働きながら、ずっともっていた違和感。
  • 周りに流される人生への違和感。
  • それまで周りに流されて、それでいいと決めつけて、全てを決めていた自分の人生。

それを変えて、自分で選択した時に、ずっともっていた違和感が「じゃあ、やりたいことってなんだろう」という具体的な疑問に私を導いてくれました。自分自身で選択していく生き方がしたい。納得して前向きに進むためには人に決めてもらうのではなく自分で決断するしかない。そのことに気付くことができました。

パラレルキャリアとしての生き方

活動の中でパラレルキャリアという言葉と生き方を知り、実際にパラレルキャリアとして活動されているたくさんのエネルギッシュな方に出会いました。

パラレルキャリアという言葉を初めて聞いた時は新しい価値観に触れたと思っていました。けれど実際に様々な方と出会って話していると、ほとんどの人がパラレルキャリアじゃないか?と思うようになりました。ただ意識しているかどうかの違いだけです。

私は、家庭を軸に仕事を両立すると決めています。そして、同じ価値観を持ち、それを望む女性の集まりやすい環境をつくることを目指しています。家庭の中で主婦、妻、母親をしながら仕事を持つ…これって既にパラレルキャリアですよね。

パラレルキャリアが世の中の当たり前になれば、働きながらでも仕事と家庭を両立できる。

だから私は、私なりのパラレルキャリアな生き方自分らしい生き方を選択してパラレルキャリアを示していきたい。これが、私がパラレルキャリアを実践して思うことです。

素人の私が料理教室講師になった

私が料理教室を始めたいと思ったきっかけは単純に食べることが大好きだったからです!

趣味で料理やお菓子作りを行ってきたのですが、その理由も自分で作ったほうがたくさん量が食べられる、自分好みの味にできるという単純な理由でした。仕事が化学系ということもあって、これは量を調整してもいい、これは身体に良い/良くないということが化学的に理解できたことで手作りに対する面倒・難しいという概念があまりなかったことも要因であったと思います。

趣味を超えて、人に教えるようになったのは、友人から「料理を教えてほしい」と言われたことです。

初めは「こんな素人が教えるなんていいの?」なんて考えていたのですが、友人同士で家で料理をするなんて楽しそう!やりたい!と思ったのですぐ実行しました。

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学生時代から6年間、塾講師と家庭教師を行っていたので、「教える」ことへの苦手意識はなく、初めての料理教室で、もちろん緊張はありますが、とても楽しく終えることができました。そこで気付いたのは、「私は、人に説明することが好き」ということ。 そして、やっぱり料理って楽しいし、みんなで食べるご飯は美味しい!本格的にやってみたい!と感じたことでした。

料理教室なら家でもできるし、集まれる環境にもなる。私だけでなく他の人に講師をしてもらうこともできる、お子さんも一緒に参加できる!だけど、私自身が素人には変わりありません。 じゃあ、どうする?。。。やりたいことは「実行」しないとできない。 UPの活動を通して幾度となく感じたこと。

やりたいなら実行しかない!そう思い立ち、まずは自分がしっかり基礎を学ぶことから始めてみようと料理教室の開催へ向けてスタートすることになりました。こうやって振り返ってみると、色々思いついても、昔の私なら「やってみたいな」という妄想だけで終わっていたんだろうなと思います。

「からだに優しくしてあげたい」身体を想う食事を伝えていきたい。

料理教室を始めるにあたって自炊をするためのきっかけとなる、¨基礎から実践できる¨教室を創りたいと考えました。

DOLCIに入ったきっかけも理念である手作りのきっかけづくりという価値観が合ったからです。

DOLCI(ドルチ)

「キッカケの場所」をコンセプトに活動しているパラレルキャリアな女子3人組

  • お料理やお菓子の「手作り」を体験するキッカケ
  • 栄養学やお料理の基本など「知識」を学ぶキッカケ
  • 講師や参加者さんとの「交流」がうまれるキッカケ…etc…

https://www.facebook.com/dolci02dolci/?fref=photo

なぜ”きっかけ”や”基礎”に重きを置いているかと言いますと、私の軸はやはり家庭ですので、その場限りの料理ではなく各ご家庭に持ち帰っていただき、最終的には冷蔵庫にあるものでサッと料理ができるようになってもらいたいと思っているからです。基礎ができれば応用はいくらでも効きます。

そう考えながら、基礎を学んでいるときに”インナービューティー”という考え方に出会いました。

ちょうど、アラサーを迎えた同世代(特に男性)からおなか周りにお肉が付いてきたという声をよく聴いていたので、インナービューティーという内側の美に対する考え方に興味をもちました。それまでは基礎基礎と思っていたのですが、毎日の食事は身体を構成する上でとても大切ですし、健康には欠かせないものです。小腹がすいたから、ただなんとなく食べる食事ではなく、身体を想う食事をしていきたい、そのことを伝えていきたいと思いました。

食べたものの90%は小腸から吸収されます。 インナービューティーでは腸にフォーカスをしています。なぜなら腸を整えることで得られるメリットがたくさんあるからです。

中でも知ってほしい点はこちらです。

  • happyになる。
  • ダイエット効果促進
  • 美肌
  • 冷え性改善

幸福物質と呼ばれる「ドーパミン」「セロトニン」のほとんどが腸で作られていいます。腸が整いこれらのホルモンが分泌されると「なんだか幸せ」と感じることができます。まだまだ腸を健康に保つメリットはたくはんありますが、どれも身体には嬉しいことばかりです。

心と身体の調和 が取れると、ハツラツと美しくなります。もちろん容姿の美しさも魅力的に思いますが、それ以上にその人がどんな表情でどんな発言をするのか、前向きで楽しそうにしている人には強い魅力を感じます。容姿以上の影響力をもっていると思います。

心と身体の調和を取るためにできる、最も簡単で確実に結果を出してくれるもの、それが食事です。身体を想う食事をすれば、必ず自分に返ってきてくれます。

  • どんなお食事なの?
  • どんな風に整えるの?

それは、是非、料理教室に来て聞いてください。自宅で簡単に取り入れられることを料理教室に取り入れて開催しています。

ただ、知識だけあっても料理のスキルがなければ良い食事を取ることはできません。やはり基礎を知って実践することは大切です。 教室では、楽しくみんなで料理をすることで、安全な器具の使い方を覚えながら家庭に持ち帰っていただければと思います。初心者の方でも丁寧に教えていきますので、ご安心ください。今はまだスタートしたばかりですが、私は教室を継続することで主催者・参加者のスキルアップ、そして望む方にはそのスキルを家庭の中で使えたり、自宅にいながらお仕事ができたり、そんな風に家庭と仕事を両立しつつ、家族の健康を考えられる女性の活躍する環境を創ることを目指していきたいと思います。

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なりたい自分へ

私たちはいつからでも「なりたい自分」になることができます。自分の未来は、実は難しく考えることなく想いのままになるからです。

私は今の自分に満足しているか、自信があるのか、と言われると決してそうではなく、まだまだスタートしたばかり。人と比べて落ち込んでしまうことや、自分てなんでこんなにダメなんだろう…そんな風に考えてしまうことも多々あるのですが、それでもがんばる自分を誇らしく思うし、なりたい自分へ向かう自分のことも大好きです。

やりたいことが実現できたから幸せなのではなくて、そこへ向かう過程も楽しくある、ことが大切だと思っています。

そして根拠のない自信を持つことも大切なことの一つ。

私が昔友人に教えてもらった「年齢も性別も関係なく、やりたいと思った時が始め時¨¨という瞬間が一番若い」という言葉がパラレルキャリアを実践する中で重要な価値観となっています。